AvalancheのExplorer(エクスプローラー)「Avascan」とは?使い方も解説!Subnetを含む全てのネットワーク情報を調べる

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ブロックチェーンに関する情報を知りたい時に便利なExplorer(エクスプローラー)。

ただし、Avalanacheには、たくさんのネットワークがあります。それぞれのネットワークを別々で検索して確認することは大変面倒です。

そんな時に利用できるのがAvascanです。Avascanはサブネットを含む全てのネットワークに対応したエクスプローラーです。

また、Avalancheのステーキングに関する情報や全世界の統計なども確認でき、大変便利です。

この記事ではそんなAvascanの使い方などを解説します。

是非参考にしてください。

目次

1. 基礎知識:Explorer(エクスプローラー)とは?

エクスプローラーは、ブロックチェーンのあらゆるデータを確認できるプラットフォームです。

  • トークンに関するデータ
  • トランザクション
  • ガス代
  • 全体のトランザクション・アドレス数・アクティブユーザー

などそのブロックチェーンのことであればほとんどの情報を見つけることができます。

ただし、ネットワークなどブロックチェーンによってエクスプローラーは異なり、あまり充実した機能を持っていない場合もあります。

一番有名なものとしては、イーサリアムのエクスプローラーEtherscanが挙げられます。

2. AvaScanとは?

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Avascanは、Avalacnheチェーンのエクスプローラーです。

Avascanは、Avalancheの3つのネットワーク

  • C-Chain
  • X-Chain
  • P-Chain

そして独自のネットワークを構築できるサブネット(Subnet)を含む全ての情報を確認することができます。

前回ご紹介したSnowTraceと違い、Avalancheのネットワークであれば全て対応しておりネットワークを選択して、トランザクションなどを検索することができます。

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全てのネットワークに対応していることもあり、バリデーター、デリゲーターなどステーキングに関する詳しい内容やAvalancheネットワーク全体に関する統計なども確認することができます。

Avalancheのネットワークって1つじゃないの?

Avalancheには3つのチェーンがあります。Web3.0やNFT、ゲームなどDappsで使用されるチェーンはC-Chainになります。ブラウザ拡張機能ウォレットMetaMaskを利用する際もC-Chainが使用されます。しかし、最近では、独自のブロックチェーンを開発できるサブネットという機能を使って新しいネットワークを独自に作る場合も増えてきています。

  • Exchangeチェーン(Xチェーン)・・・スマートコントラクトの作成を可能にするブロックチェーン。Avalancheを搭載したEthereum仮想マシンを使用しています。
  • Contractチェーン(Cチェーン)・・・デジタル資産を作成および取引するための分散型プラットフォーム。X-Chainの取引手数料は、AVAXを使用して支払われます。
  • Platformチェーン(Pチェーン)・・・Avalancheのバリデーターを調整するメタデータプラットフォーム。また、新しいサブネットの作成を追跡して有効にし、開発者が独自のブロックチェーンを作成できるようにします。
  • サブネット(Subnet)・・・ユーザー(バリデーター)によって独自に開発されたネットワーク。ネイティブトークンは、AVAXではなく独自のトークンに指定できます。
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3. 使い方を解説!

ここからは実際にAvascanの使い方を解説します。

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右上から

  • メインネット:Avalanche Mainnet
  • テストネット:Avalanche Fuji Testnet

が選択できます。

上部からネットワークを選択できます。ALL CHAINSは全てのネットワークが選択されている状態です。

Avalanche全体の情報を調べる

上部のメニューからは、Avalanche全体のあらゆる情報を確認することができます。

MARKETCAP

avascan-marketcap

Avalancheチェーンのトークンランキングをリストで表示できます。

STATS

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Avalanche全体に関する情報を細かく確認することができます。

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STAKE:Avalanche全体のバリデーターとデリゲーターの情報が表示されます。

  • バリデーター数
  • デリゲーター数
  • ステーキング量
  • 年利
  • それぞれの国による分布
  • 利用されているデータセンター
  • ステークホルダーのランキング
  • バリデーション終了時刻の分布

などが確認でき、全世界からどのように利用されているか確認できます。

avascan-hot

HOT:最も利用されているdAppsをランキングで確認できます。

avascan-burned-fees

BURNED FEES:ガス代としてバーンされたトークン量を確認でき、ネットワークの活発度合いを調べることができます。

avax-genesis-avascan

GENESIS:このページでは、発売時にメインネットで生成されたAVAXの総供給量(360M AVAX)を見ることができます。TIMELOCKEDは、まだ権利確定条件下にあり、予定された時間内にそれぞれロック解除されます。UNLOCKEDは、市場で自由に循環することができます。

rich-list-avascan

RICH LIST:AVAXの保有量が多いアドレスリストです。

whale-txs-avascan

WHALE TXS:クジラによる100,000以上のAVAX取引を表示できます。

STAKING

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バリデーター、デリゲーターを細かく調べることができます。左側のソートで細かくバリデーターを選定することができます。

Avascan自身もバリデーターを2つたてています。

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Calculate Delegation Rewar:ステーキングするAVAXの量やDelegation Feeを設定することで期間による年利を確認することができます。

ステーキングする方法に関する詳しい記事は以下を参考にしてください。

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ウォレットアドレスやトークンを検索する

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真ん中の検索欄に

  • ウォレットアドレス
  • コントラクトアドレス
  • トークン名やサイトURL
  • トランザクションハッシュ
  • ブロック

などを入力して検索します。送受信がちゃんとできているか確認したい場合は、送受信を行ったアドレスで検索してみましょう。

※Avalancheのウォレットアドレスはイーサリアムと同じ0xから始まるアドレスです。

アドレスを検索した場合は以下が確認できます。

address-avascan

TRANSACTIONS:取引などトランザクション履歴を確認できます。

TOKEN:自分の持っているトークンを確認できます。

NFT:自分の持っているNFTを確認できます。

左側にはネットワークのロゴが表示されており、ネットワークを切り替えて確認することができます。

トークンを検索するとタブに分かれたページで以下が確認できます。

fitfi-avascan

OVERVIEW:トランザクション数など全体の大まかな内容が確認できます。

TRANSACTIONS:検索したトークンのトランザクションを確認できます。

TOKEN:発行枚数、ホルダー数、デシマルなどトークンの概要を確認できます。

CONTRACT:コントラクトの詳しい内容、ソースコードを確認できます。

まとめ

Avascanについて解説しました。

MetaMaskのトランザクション(C-Chain)のみを検索するのであればSnowTraceが便利かもしれませんが、全てのネットワークを検索するにはAvascanが必要です。

今後、次々とサブネットが追加されることも予想できますので利用することが多くなってくるかもしれません。

この記事が参考になれば幸いです。

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